コラム

推し疲れの原因と対処法を、250回以上ライブに参加した私が考える

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こんにちは!

先日なんと、AbemaTVで「推し活」の特集番組に出演しました!!🤗

Abema TVのスクリーンショット

なぜそこまでお金を使うのか?というテーマを中心にトーク。
オタクの幸福度や「推し疲れ」についても議論しました。

今まで250回以上のライブやイベントに参加してきた私。
もちろん「疲れたな…」と感じたことも何度もあります。

今回番組出演にあたって実体験を振り返ったので、推し疲れの原因と対処法について考えてみます。

推し疲れのサイン

こう思うこと、ありませんか?

自分何やってるんだろうと虚しくなる
現場に行くのに気後れする
推し活での人間関係に疲れた

 

それはまさに推し活によって疲れてしまう「推し疲れ」のサインかも。

推し疲れの原因

推し疲れの原因は、大きく3つに分類できます。

  • 時間やお金がキャパオーバーしている
  • 無意識にマンネリや飽きを感じている
  • 人間関係が負担になっている

時間やお金がキャパオーバーしている

推し活は、ハマればハマるほど多くの時間とお金がかかります。
供給が多いほど、かかる時間やお金は無限大。

「推しに時間やお金をたくさん使えるなんて本望!」と心の底から思っていても、ふとした瞬間に「あれ?自分何やってるんだろう」と虚無を感じることがあるから要注意。

(私はインスタでリア友がBBQや結婚式で幸せそうにしている投稿が辛かったです…自分も推し活で幸せなはずなのにね笑)

また、薄々キャパオーバーを感じていても、ペースダウンをしづらいのが人間。

「コンコルド効果」という心理学用語があります。
例えば、映画館で映画を見ていてつまらないとき。
早く帰ったほうが良いのは頭ではわかっているのに、せっかくチケット代を払ったのだからとりあえず見続けてみる、というようなことがあると思います。

時間やお金を使い続けるのが損失になるとわかっていても、これまでの投資が無駄になるのが惜しくてやめられない心理が働くんです。

「今まで全通してきたから次の現場も行かなくちゃ」というように、全力で推し活をしてきた人ほど、義務感でペースダウンしづらいのです。

無意識にマンネリや飽きを感じている

「ライブはナマモノ」。
同じセットリストでも、会場の雰囲気や推しの表情…同じライブは二度とありません。

………とはいえ、現場に通い続けると感動が薄れてくるのも事実です。
どんな環境でも繰り返すと慣れてしまうのが人間です。

現場に行くこと自体に慣れてくると、マニアックな視点でライブを分析したりします。
(東京公演では歌い方がアレンジされてたのに、大阪公演では音源通りに戻っていた!みたいな)

何でもないようなことに気付いて興奮したり、それはそれで楽しいのですが、そういうことにも一通り慣れると、やっぱり飽きてしまうときがあります。

人間関係が負担になっている

推し活自体は楽しいのに、それに伴う人間関係がめんどくさい。

マイナーバンドや地下アイドルなど、ファンの人数が少ない界隈ほど人間関係でトラブルが起こりがち。
自分自身はうまくやっていても、友達同士がトラブルになってしまうと気をつかいます。

ファンの母数が多くても、気軽にSNSで発信できる時代だからモヤモヤすることも
SNSで古株の人やファンサの内容を見て嫉妬してしまったり、空リプで意見の言い合いになったりすることもあります。

Abema Primeの特集番組での推し疲れについてのキャプチャ

(↑番組内で横川良明さんが語っていた推し疲れの原因)

原因別、推し疲れの対処法

推し疲れの対処法について、3つの原因別に解説します。

  • 時間やお金のキャパオーバー:意識的に推し活を減らす
  • マンネリや飽き:違う分野によそ見する
  • 人間関係の負担:推し以外の接触時間を減らす

推し疲れの原因は1つでないこともあります。
取り入れられそうな対処法を試してみてください😉

時間やお金のキャパオーバー:意識的に推し活を減らす

今まで推し活を頑張ってきた人ほど、義務感もあり活動をストップすることは勇気がいるもの。

目標はあくまでキャパオーバーを回避すること。
無理に推し活をやめなくていいので、これは減らしてもいいかな?ということから試してみましょ〜!

  • 出番が少ない対バンイベントなど、行かなくてもいいかな?と思った現場は減らす
  • グッズを買いすぎないよう、予算を決める

私は推しが出ているイベントにはとりあえず全通していたので、「行かない」という選択肢を取るのはとても怖かったです。
当日もライブの行われている時間はそわそわしたり…。
でも、意外と後から考えると、勇気を出して減らしてみて良かったなと思うものです。

後から取り戻せることを、「とりあえず」やめてみるのもオススメです。

  • 優先度の低い現場は先行発売でチケットを買わない(どうしても行きたくなったらその時に買う)
  • 実用性の低いグッズは買わない(どうしても欲しくなったら後から通販で買う)

意外とそのまま「買わなくてよかったな〜」と思うことも多いです😽

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マンネリや飽き:違う分野によそ見する

推し活一筋で疲れてしまったなら、違う分野をよそ見してみましょう。
興味のあることなら、その分野は何でも大丈夫!

  • 推しと近いジャンル(親しみがあり受け入れやすい)
  • 昔好きだった音楽(懐かしさと新たな発見で感動する!)
  • 推し活とは違う分野のエンタメ(読書や映画鑑賞など)
  • 全く違う分野の趣味(スポーツから資格勉強まで)  など

小学生とかライブに行くなんて考えもなかった頃に好きだったアーティストの曲を久しぶりに聴いて、初めてライブに行ってみるとエモさと新たな発見の両方があります!
反対に、気付かないうちに解散や活動休止になっていて、切なさを感じるのも一興。

全く違う分野での学びが、推し活に生きることも。

私はコロナ禍で推し活への熱が冷めていたときに、プロのイメージコンサルティングを受けて、自分に似合う色や服装・メイクを研究していました。
推し活に生かそうと思って研究してたわけではないけど、コロナが落ち着いて久しぶりに現場に行ったとき、なんと推しに「久しぶり!前よりなんか可愛くなったね」と言われました😳!!

(その一言が嬉しすぎて推し活に舞い戻ったのは秘密🤫)

何事でも、興味のあることを頑張ってみるって大事です。

人間関係の負担:推し以外の接触時間を減らす

推し活は楽しいけど、その周りの人間関係がめんどくさい…

そんなときは、推し以外の接触時間を減らしましょう。

  • 現場は開始ギリギリに到着、終わったらソッコー帰る
  • アフターは「私は帰るね〜」と言う勇気
  • SNSは通知機能やミュート機能を活用する

人間関係に悩んでいても、後から考えると大したことはないので、どうか気を負わずにとエールを送りたいです…!!
私は同じ界隈で10年以上推し活をしていますが、ずっと同じ界隈にいる人って案外少なくて、飽きや結婚出産で卒業した人や、他の推しができて界隈を移った人がほとんどです。
当時は人間関係大変だと思ったことも多かったですが、いま思い返すと、当時は友達がたくさんいて恵まれてたな〜と感じます。そんなものです。

SNSは見ていないと置いていかれるような気がしてしまいますが、案外そんなことはありません。
通知機能で推しの更新だけ見るようにしたり、ミュート機能でうるさい人は見ないようにしたり工夫してみましょう😃

陥りやすい罠 アドレナリンと罪悪感に気をつけろ!

なんとなく推し疲れを感じていても、現場に行くとアドレナリンが出て「やっぱり推しは最高!」と思ってしまった経験、ありませんか?

大好きな推しのはずなのに、「疲れた」「飽きた」と思うことに罪悪感があり、自分の感情に向き合いづらいことも。

視野を広く持てるように気をつけましょう🙆‍♀️

「推しは推せるときに推せる範囲で推せ」

「推しは推せるときに推せ」
「推しは推せる範囲で推せ」

どちらも番組内で登場したワードです。

いつ解散や活動休止になるかわからない今の時代、「推しは推せるときに推せ」と言われてきました。
しかし、無理な推し活は推し疲れを呼ぶとして、「推しは推せる範囲で推せ」というのがこれからの主流になっていくとのこと。

私の経験から言うと、「もっと無理をしてでも行けば良かった」と思う現場もあれば、「あんなに無理をして行く必要はなかった」と思う現場、両方あります。

一つ言えるのは、自分の意思でしっかり考え「行く」「行かない」の選択をすることが大事だと思います。
そうすれば、後悔はあっても、そのとき自分でよく考えたことだから、と納得することはできます。

私は、「推しは推せるときに推せる範囲で推せ」を提唱していきたい✊💕