曲をたくさん聞いたり、友達と推しの話をしたり、推しへの愛が深まりがちな高校生。
そんなタイミングで推しがライブをすることを知り、どうしても行きたい!と思うこともあります。
かつて高校生で初めて1人でライブ遠征をし、その後大学生で地方を飛びまわってライブ遠征の全てを知った私が、当時を振り返って注意するべき点をまとめます。
Contents
高校生は大人としては未熟である
いきなり失礼なことを言ってすみません🙇♀️
まず念頭におきたいのが、自分は「大人としては未熟である」という心づもりを持つこと。
ここで大切なのは、実際にあなたが未熟なのかどうかではありません。
自分は未熟だと思い込んで念入りに準備をすることが大切なんです。
私も高校生当時は「もうすぐ大人だし、スマホもあるし、地方も何度も家族旅行で行ったことあるから大丈夫!」と本気で思っていました。
しかし今振り返ると、トラブルがあったときの判断力や、世間知らずさではまだまだ未熟だったなと思います。
どれだけ大丈夫!と思っていても大人から見ると未熟な部分もある。
実際にそうかどうかはさておき、そう思ってしっかり遠征の準備をしましょう。
不要なトラブルを避けられますし、万が一トラブったときも冷静に対処ができますよ。
親の同意は得て、むしろ協力してもらう
まず気になるのが親が納得してくれるかですよね。
私も最初は反対されたし、めちゃくちゃ心配されました。
ですがその心配はあなたを想う気持ちの裏返し。
愛する娘に何かあるくらいなら、嫌われてでも行かせないと判断してのことかもしれません。
思わずウザいな〜と感じそうになりますが、一呼吸置いて向き合うことをおすすめします。
包み隠さず説明する
隠してライブに行くのは後ろめたいだけでなく、バレたら次回から余計に反対され、行きづらくなります。
遠征だけでなく地元のライブにすら良い顔をしてくれなくなるかも。
どんな行動を予定しているのか、どのくらいお金がかかるのか、聞かれたことは隠さず説明しましょう。
大人の目線から「ここはどうなってるの?」と心配なことを指摘してもらえるかもしれません。
指摘される立場からすると正直うっとうしいですが、大人になって考えるとまともな指摘ばかりで、聞いておいてよかったです。
私は親に隠さず説明をして納得をしてもらうことで、それくらい好きなんだね、と好印象に感じてもらえました。
家で曲を流すと口ずさんでくれるようになり、数年後には親子参戦も叶いましたよ🤗
アーティストのことも好きになってくれて本当に嬉しかったです!
もし反対された場合、むやみに反発するのではなく、どのような条件だったら許してもらえるかを探りましょう。
- どういうところが心配か聞いて、解決策を提示する
- 近場のライブに問題なく行って帰ってくる実績を作る
- 旅行を兼ねて会場の近くまでついてきてもらう
- 親も知ってる友達に同行してもらう など
むしろ親の協力をあおぐ
親が理解を示してくれるのであれば、むしろ協力を仰いでいきましょう!
- 帰りが普段より遅くなって心配だから迎えにきてもらう
- 交通手段やホテルの予約を見てもらう など
めんどくさい…と思うかもしれませんが、どのような行動をするのか具体的にわかる方が親も安心します。
宿泊ありの遠征の場合、ホテルによっては親の同意書が必要なこともありますので、事前に公式HPや電話で確認しましょう。
当日は「現地に着いたよ」「ライブ終わったよ」「今から帰るよ」など、こまめな連絡で安心してもらうのも忘れずに!
ライトな遠征から始める
こちらもとっても大切です。
あなたが東京に住んでいたとして、新幹線で近場の静岡に日帰りで行くのと、夜行バスで遠い広島に行ってさらに1泊して帰ってくる、のではハードルの高さが違います。
下記のポイントに注意して、できるだけ気軽に行ける場所を選びましょう。
- 地元からの物理的距離が近いか
- 日帰りができるか
- 新幹線や電車で行けるか
- 主要駅から会場までは近いか
- 人通りのありそうな栄えている都市か
- 過去に旅行などで行ったことがある都市か
- 宿泊ありなら、メジャーなホテルか
学生でお金がないのは痛いほどわかりますが、最初は交通手段やホテルなどお金で買える安心にはできるだけお金を使いましょう。
変にケチってトラブルに巻き込まれて、嫌な思い出になっては元も子もありません。
快適な遠征のために、日々の貯金を頑張るのもおすすめです◎
宿泊ありの遠征や夜行バスは、何度か遠征慣れしてから挑戦してみましょ!
都内から遠征するのにオススメの場所
都内から行くなら、仙台・静岡・名古屋あたりが新幹線で日帰りしやすく街も栄えているので行きやすくて特にオススメ。
ツアーに茨城県(水戸)・栃木県(宇都宮)・群馬県(高崎・前橋)・山梨(甲府)あたりが入っているのであれば、電車で行くことができ普段のライブの延長線の感覚でいけるのでオススメです。
私も一都三県以外で初めての遠征は山梨でした!
ただし、地方は終電が早い傾向にあるので、ライブの終演時間によっては宿泊が必要になってしまうケースもあるので、リサーチを忘れずに。
会場が大きいと規制退場がかかって会場から出るのにも時間がかかることがあるので、余裕を持ってシュミレーションしましょう。
計画は綿密に立てる
タイムスケジュールを作るくらいの感覚で、計画はしっかり立てましょう。
また、持ち物をなにか紛失する、道に迷う…など不測の事態に備えてお金や時間にはゆとりを持った計画を立てましょう。
予算に+1〜2万円お金を持っているだけで安心できますよ。
(予備費は会場で浮かれてグッズに使わないように注意しましょう笑)
当日、何かあった場合は親への連絡・報告も忘れずに。
チケットは必ず正規のルートで!
チケット転売で騙される中学生・高校生が増えています。
PayPayを利用した取引は身元が特定できないので、まずお金が返ってきません。
身分証や銀行口座を提示しますと相手が言っていても、その身分証や口座は悪用かもしれません。
チケット代の数千円、高校生にとっては大金。
もし騙し取られてしまったら、お金が戻ってこないばかりか、親にも相談しづらいです。
ソールドアウトしているライブでも、まずは公式リセールがないかチェック。
正規販売が終わっていたら諦めるくらいの気持ちでいてください。
大人でも騙されてしまうことがあるほどなので、本当に注意して欲しいです😢
他人とは適切な距離感を保つ
ライブ会場で知らない人に話しかけられたり、SNSの知り合いに初めて実際に会うこともあるでしょう。
同じグループを好きなので心を許してしまいますし、ライブ会場に良い人は本当にたくさんいます。
しかし最初は、「親切な人にはお礼は忘れずに、でも適切な距離感を保つ」くらいがちょうどいいでしょう。
楽しいライブの後はついつい気が大きくなりがちですが、そういうときこそ気持ちを引き締めて。
ライブ後にご飯やカラオケに誘われたりすることもあるかもしれません。
最初のうちは「今日は帰るね」と勇気を出して帰ることも大切です。
同性同年代の子でもすぐに気を許さない
同年代の女の子でもすぐに気を許してしまうのは良くありません。
学校には同じような価値観の友達が集まりますが、ライブ会場ではいろいろな人が集まるので、価値観が違う女の子も多かったなと今になって思います。
価値観が違う人とふれあえることも、ライブの良さではあるのですが。
同年代だからこそトラブルになることもあるので、最初のうちは深入りしすぎないように。
特に個人情報はすぐには教えないよう注意しましょう。
まとめ:念入りな準備で親も自分も安心できる
とにかく念入りに準備することで、親だけでなく自分も安心できます。
しっかり準備して挑んだライブは、きっと素晴らしい思い出になること間違いなし。
私も初めて行った山梨の遠征ライブは今でも大切な大切な思い出です。
楽しんできてくださいね💓